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オープンダイアローグ研修を行いました。


2024年2月13日

 210日(土)、オープンダイアローグの第一人者である森川すいめい先生(精神科医)、川島美由紀さん(看護師)をお招きし、オープンダイアローグの研修会を養和病院にて、開催しました。
 この日参加したのは、県内病院医師、看護師、行政機関の社会福祉士、精神保健福祉士ら鳥取県内の精神科医療機関職員17名と養和会グループ職員7名の24名。最初に二人ペアになり、話をする側、話を聞く側の両方の立場となって対話を行いました。その後、円になり、19808月にフィンランドで始まったオープンダイアローグの歴史について、1960年代の頃の精神疾患に対する診療などの様子を参加者の実演により紹介していただきました。
 オープンダイアローグとは、「開かれた対話」という意味で、当事者と1対1で話をするのではなく、医師や看護師、家族などの3人以上の人が集まって円になり、対等な立場で話すことです。そしてその対話の最中に、専門家同士がその対話から感じたことを話し合い、それを当事者たちに聞いてもらう時間を設けます。そこで感じる相互作用によって自然と回復へと向かいます。
 当院の精神科訪問看護では、2020年からオープンダイアローグを開始しています。今回の研修で得た学びが今後の医療・介護・福祉サービスへつながるよう支援体制を構築してまいります。