お知らせ

Information

被災地派遣を終えて(2月13日~2月19日活動報告)


2024年2月20日
 医療法人養和会では、全国老人保健施設協会からの要請を受け、能登半島地震の被災地支援のため、1月24日から職員を派遣しており、2月19日(火)まで継続した支援を行っていく予定です。
 

能登半島地震に伴うDMSP(全老健災害相互支援)活動報告
   
 最終支援活動班として、1.5次避難所である産業展示館(2号館)にて支援活動を行いました。私達の活動期間中である218日に、能登半島地震発生から49日目を迎え、避難者の中には、家族の一員が犠牲となり、避難所から四十九日の法要へ出かけられる方もおられました。避難生活が長期化していき、ADL低下の懸念に加え、それぞれの複雑な状況に配慮し、その人に寄り添った心のケアの支援にあたりました。
 産業展示館は自立の避難者が多く、タイミングを見計らって関わりを持ち、避難者から積極的に表出されない問題点にも気付けるよう介護チームで協力して支援にあたり、介護の視点からの情報や気づきは各種専門チームと共有し、繋げていくことができました。
 活動期間中、新規入所はなく、ホテル等の2次避難所への移行も進み、20名程度の退所がありました。被災地、避難所の様子が刻一刻と変化していく中で、先発隊が整備した活動の基本マニュアルを元に、各種専門チームと活発に連携をとりながら、落ち着いて支援活動ができる環境になりつつありました。
全国各地から集結した多くの専門家と即席のワンチームを組み、避難者と関わり、人と人の繋がりの温かさを感じた活動期間でありました。今後も支援の輪がさらに拡がり、能登半島の復興が1日も早く進むことをお祈りいたします。
 

友松 章斗
平元美哉子