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令和4年度養和会研究発表大会を開催しました。


2023年2月27日
 職に対する意識、倫理観、質の向上へつなげ、職員間で情報を共有することにより、業務の円滑化、連携の強化をはかり、より質の高い医療・介護・福祉を提供することを目的に「令和4年度養和会研究発表大会」を2月26日(日)、会場(養和病院地域交流ホール)参加・オンライン参加の併用(ハイブリッド形式)で開催しました。
 この研究発表大会は、毎年養和会グループ内で行っており、今年度は口頭発表が6部構成で29名、ポスター発表6名。養和会モニターの方の参加もあり、総勢約250名が聴講しました。
医療法人養和会 廣江 智理事長の開会挨拶でスタートした研究発表大会。第三群では多様な環境変化についての発表があり、養和会グループの職員有志で立ち上げた産後ケアチームメンバーの竹中典子健康運動指導士の発表では、心身のケアや職員同士のコミュニケーションの場を創ることで少しでも職場復帰しやすい環境を作ろうと多職種でチームを発足させたことを報告。月に一度、ヨガや座談会などを実施しており、参加者のアンケートからも事業に対しての満足感が得られていることの報告がありました。
 また、第四群において、昨年4月に開設した介護医療院の田中亮太郎介護福祉士が発表した事例では、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、ご利用者の行動制限や面会制限を行っている中で、食事、散髪、レクリエーションなど、普段の施設での生活の様子を写真におさめ、アルバムにしてご家族に渡して見てもらうことで、ご利用者、ご家族の心理的不安を取り除くことができたとの報告がありました。
第五群で発表した介護医療院 山岡栞莉看護師は、認知症と癌に罹患しているご利用者の訴える苦痛に対してタッチングケアと訴えの傾聴を行ったことで、身体的苦痛の緩和、精神面での不安を取り除くことができたとの事例を報告。
 最後に、仁風荘の石田良太事務部長から総評があり、発表資料について、できるだけ動画やデータ等を用い、聴講者に伝わるような説明を心がけてほしい等の助言がありました。
社会福祉法人養和会 廣江 仁理事長から閉会の挨拶があり、今年度の養和会研究発表大会を終了しました。
今回の発表会で、聴講者からの質問や意見等もあり、得られた新たな視点や知識を深めたことを今後の業務に活かし、医療・介護・福祉のより一層のサービス向上に取り組んでまいります。